屋久島地杉

国産材デッキ、フェンス

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こうみではこれまでハードウッドと総称される材木を使ったウッドデッキ・フェンスをお届けしてきました。
ハードウッド材の高耐久度は依然として高い価値を持っていますが、その分高価な点と、輸入材であるが故の供給の不安定さがあることも事実です。
そこで、ハードウッドの代替品ではなく、もう一つの選択肢としての国産材である「屋久島地杉」を使った製品をお届けいたします。

 

屋久島地杉

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「屋久島」ー温帯に位置する島で、かつ2000m近い山々があるため「空にダムがある」と言われるほど一年中雨が降る特殊環境。(降水量は東京の8 倍)花崗岩が隆起してできた地質。その昔豊臣秀吉が京都方広寺の大仏殿建立にも使用したといわれる良材の産地。

更には「木の屋根」である「平木」を年貢として納めていた歴史。

そこに共通するのは「高い油分」「独自の含有成分バランス」に起因する「高い耐久性」「高い耐候性」「強度」ーこの土地の杉は「日本杉」でありながら、「ひとつ上の樹種性能」を持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆屋久杉と世界遺産

屋久杉 屋久島スギ原始林は1924 年に天然記念物、1954 年に特別天然記念物に指定されました。
この中で「1000 年以上」のものを「屋久杉」、「1000 年以下」のものを「小杉」と呼びます。
また1993 年に世界遺産登録され、その面積は島全体の約21%。

その理由は
「自然遺産としての屋久島の価値は多くの人たちが暮らしていながらすぐれた自然が残っていること」
「ひときわすぐれた自然美および美的な重要性を持つ最高の自然現象または地域」
「陸上・淡水・沿岸および海洋生態系と動植物群衆の進化と発達において進行しつつある生態学的生物学的なプロセス
を示す」
とあります。

屋久島地杉はその中で「生態系の観点から本土の杉ではなく、屋久島由来の杉の植林」が進められた結果30-70 年生の
植林木ーこれが「屋久島地杉です」
(「屋久杉」の呼称と混同されないようご注意ください)

 

◆屋久島地杉の特徴

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●防蟻・防ダニ・リラックスなどの有効成分が高い
・本土の杉に比べαーセドロールの含有率が高い
ーこの成分により内装材として用いた時は気分を落ち着かせる要因の一つになる。(安眠・睡眠効率を高める効果)
他にも室内のダニなどの繁殖を抑制する働きも考えられる
・本土の杉に比べクリプトメリオン、βーオイデスモールの含有率が高い
ー殺ダニ効果、ダニなどの繁殖抑制効果が特に高い

●強度が高い
・杉のヤング係数は一般的(全国平均)には78-80ton1/cm2 であると言われているが、屋久島地杉の強度(ヤング係数)
は90ton1/cm2 という高い結果となりました。

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屋久島地杉を使った施工事例

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