今後もこのレベルの台風が発生、上陸する可能性が高いとの予測もあり、家屋、庭の設備、建材、施工方法などもそれに対応するものが求められています。
こうみのウッドフェンスはその強度要求に対応できる強度を備えており、安心してお勧めできるフェンスです。
こうみがこれまでに設置したウッドフェンスは、今回の台風でも大きな被害を出すことなく、高い強度と安全性を発揮しましたが、それには下記のようなワケがあります。
柱の根入れの深さにアリ!
メーカー製のアルミや樹脂製の高尺フェンスの場合、下図のように柱が短いため埋め込みが浅く、その代わりに大きなベースコンクリートを打込む構造となっていますが、こうみのフェンスは柱の長さが自在なため、より強度の出る深く埋め込む施工をしています。深く埋め込み強度が高いため、コンクリートの表面積をスリムにすることができ、隣地境界など狭小地でも安全性を保ったまま設置が可能となっているのです。
ベースコンクリートにアリ!
一見スリムなこうみフェンスのベースコンクリートですが、ここにも高強度のワケがあります。
通常コンクリートを流し込みベースを作りますが、ここに鉄筋を追加使用することで、更に強度を増す作りとしています。
※この処置は現場の状況から、より強度が必要と考えられる場合に行います。
柱へのこだわりにアリ!
フェンスの強度は、柱こそが最重要要素です。
こうみのフェンス柱は3 つの要素から強度を生み出しています。
①柱の太さ
通常の70 角材でも十分な強度がありますが、1.8mを越えたあたりからフェンスの「揺れ」を大きく感じるようになります。そのためそれ以上の場合には90 角材をを使用しています。
②柱どうしの間隔
仕上がりの高さが高くなるほど、柱どうしの間隔を短くすることで、高い強度を持つフェンスになります。
③高強度の素材
素材は今や高強度・長寿命素材として知られるようになったハードウッド材の中でも、最も強い木材のひとつウリン材をメインに使用しています。耐久年は30 ~ 50 年と言われています。
2019 年の台風15 号、19 号で大きな被害が出た中、こうみのフェンスには大きな問題はありませんでした。その中で様々なケースのフェンスをピックアップして紹介いたします。
こちらの案件は高尺フェンスではありませんが(H1000)、台風15 号の強風で樹脂フェンスと基礎ブロックが破損し、傾いてしまったお宅で、そのフェンス交換を行ったものです。擁壁上にフェンスを設置する都合上柱を深く入れることが出来ない構造のため、右図のように強度を確保するための処置を行っています。
台風で倒れたフェンスは、H1200 で基礎が小さなものでした。新設のフェンスは少し高さを抑え、根入れ40%を確保した上で、さらなる強度処置を施しています。
2015 年初頭に施工したフェンスです。
高さ1800 で、途中に勝手口扉を設置したフェンスです。
車通りの多い通りに接する位置となるため、風当たりは非常に強く、高い強度のものをとのご要望から設置されました。下端の隙間をピンコロ石積みで塞いでいる点も特徴です。
22015 年末に完成したフェンスです。
内側に同素材のウッドデッキがあり、それを覆う形で設置されているH1800 の高尺フェンスです。
写真は設置当時の物ですが、現在はパーゴラがジョイントするなど進化した姿になっています。
お庭を囲む形で設置され、コーナー部が一段高くなっており、上部がパーゴラ状になっている点が特徴です。
台風の数か月前の設置となりましたが、こちらも全く被害は見受けられませんでした。
およそ10 年前、2010年に設置されたフェンスに、2019 年末、追加のフェンスを設置しました。
10 年の歳月を経て構造に変化・問題もなく、新設のフェンスとあまり違和感なく接続することができました。
※写真手前側が既設フェンスで奥側が新設です。
2019 年の台風で一軒のみ、大きな被害ではありませんが、こうみのフェンスに問題が発生しました。本件は10 年ほど前、このタイプのフェンス設置・施工最初期に行ったもので、今と比べやや柱の埋め込みが浅かったため、台風による強風でぐらつきが出るようになってしまいました・・・。
それでも倒壊せずに保ったのは、通常よりも柱が深く埋めこれていたためであり、深く埋め込むことの重要性を再確認できた案件となりました。