ハードウッドデッキ

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◆何故今、ウッドデッキなのか?

家の形状の変化img_0054
・ 今の家は基礎が高いので、窓の縁から地面までの段差が大きい。
・ 窓の外になにもなければ庭と家を出入りするのは難しい。
・ かつての日本家屋のようなクツヌギ石や濡縁は様式が合わない。
・ 軒のない家が多いので、家と庭の境界がなくなっている。

生活スタイルの変化
・ いわゆる土の匂いがする庭よりも、よりインテリアに近いリビングガーデンが好まれる傾向がある。
・ バーベキューやカフェテリア的な遊べる感覚、ちょっとおしゃれなリゾート感覚がうけている。
・ 仕事が忙しく、庭に手をかけている時間がない。芝や樹木、草花のエリアを小さくして限定したい。

物理的な条件
・ 敷地いっぱいに家を建てる傾向があるので、狭小地や変形地ができやすく、庭として機能が難しいデッドスペースが出来やすい。


◆何をするためのウッドデッキか?

・庭と家を行き来するためのステップhwd_03
・家族団らんの場をそこに見る
・安全な子供の遊び場、或いはペット
・鉢植えや物干し、整理と生活空間
・庭の美的装飾

ウッドデッキは良くも悪くも庭の機能を分断します。
それがあるだけで庭の見え方はガラリと変わるのです。

ウッドデッキは家の一部であり、庭の一部でもあります。
だから家と庭の機能と美観を損なわないものであるべきです。

 

 

◆動線に配慮する

部屋から外への動線、又は庭から部屋にあがる動線を考えます。庭を行き来する時、庭のどこを通るのでしょう、或いはデッキ上を通った方がいい場合も数多くみうけられます。ステップの場所と大きさも重要です。ただ階段をつけただけでは使いづらく、用途も限られてしまいます。それから、駐車場や玄関からの動線も意識したいものです。

 

◆景観に配慮する

庭とのバランスを重視します。植物、特に樹木や花壇スペースとの位置関係。ウッドデッキ、家とのバランスで植物を選定したいものですし、ウッドデッキの形状もそれらに沿うべきでしょう。
さらに夏は日陰が欲しいし、冬は陽だまりが欲しいものです。しかし、将来のメンテナンスに問題があるようではなんにもなりません。隠したい景色があるのならウッドフェンスや植栽を。逆に見せたい景色をどう見せるのか、何を隠して何を見せるのか。
そこには、庭を全体からコーディネイトする視点が大切です。

 

◆ウッドデッキに機能をもたせる

img_0586イス、テーブル、パーゴラ、テラス。場所によってはフェンス一体型もすっきりしていますし、ちょっとした収納場所を作るのも便利です。 物干しをかける棚などもいかがでしょうか。

 

◆ライフスタイルを考える

家族団らん、バーベキュー、近所のお友達とお茶を飲む場所。
子供たちが安心して遊べる場所、ペットとの憩いの場、彼らの場所。
それぞれのライフスタイルに合わせたご提案をさせて頂きます。

 

◆安全・近隣への配慮

お年寄りがいらっしゃれば、階段に手摺りは必要です。そしてその場所にあった形状と角度、長さをご提案します。さらに小さなお子様が、デッキ面から落ちてしまわない工夫。近隣の景観や視点を意識した配慮。単にフェンスを並べるだけでなく、お隣からみても素敵な景色でありたいものです。

 

◆ウッドデッキの材質

木材は、時間の経過で色褪せ、いつかは腐ります。
自然素材の経年変化をよしとするのかしないのか。これはそれぞれの方々の主観の問題でしょう。ただ木材を手のひらで触ってみてください。匂いをかいでみてください。太陽にあててよく目を凝らしてみてください。判断されるのはそれからでも遅くはありません。

デッキ材にもいろいろな種類があります。
こうみでは、ノーメンテナンスで驚くべき高耐久性(20~30年)を誇る、ハードウッドと総称される木材をお勧めしております。
木材によっては、定期的なメンテナンスを必要とします。
その際使用する塗料についても、種類・色、ご提案しております。

hwd_04ハードウッドの種類

ハードウッドと一口に言っても色々な種類があります。
そもそもハードウッドとは広葉樹材全般を指し、日本で一般的に使われる杉や檜といった針葉樹材に比べ重く、硬いためこのように呼ばれています。
ここでは、こうみで主に使用している2種のハードウッド材につきまして説明します。

ウリン材

インドネシア、マレーシアを中心とした東南アジア原産のクスノキ科の常緑広葉樹です。
ハードウッド材の中でも特に耐久に優れた材で、現地では桟橋などに主に使用されているように、濡れることによる腐食に非常に強い特徴があります。もちろん防虫効果も高く、長く安全にお使いいただける材です。また表面の毛羽立ちもほとんどなく、まさにウッドデッキにはうってつけの材です。
デメリットとしては、やや高い値段と、切り口から出る赤い樹液により壁などを汚してしまうことがあることです。ですが、この汚れは中性洗剤で洗い流すことが出来ます。

イタウバ材

ブラジル中心とした南米原産のクスノキ科の常緑広葉樹です。
ウリンに比べると耐久度はやや劣るものの、腐食、防虫効果は非常に高く、こちらも長くお使いいただける材です。ウリンのように樹液で汚れることもなく、施工もしやすいのが特徴で、値段もウリンよりも安いのがうれしいところです。
デメリットらしいデメリットはありませんが、表面に黒い斑点状のシミが浮き出ている場合があります。


◆◆◆ 施工事例 ◆◆◆

 

デッキと目隠しフェンス

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Before

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After 02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外から、リビング・ダイニングが見えてしまうため、目隠しのフェンスをつけつつ、デッキを取り付けました。リビング前には既存デッキがあったため、連結することでかなり大型のデッキとなりました。さらに目隠し効果を高めるため、また、ダイニングからの景色の向上のため、デッキ床に開口部を作り、ソヨゴを植樹しました。

 

 

 

ステップデッキ、デッキ下収納

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Before

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After 01

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After 02

 

 

 

 

 

 

 

 

お庭から窓枠下までの高さが通常よりも高いため、3段のステップデッキを作り、デッキ下を収納スペースとしています。デッキ下収納スペースには猫などが入らないよう、周囲に板を張って塞ぎ、開閉式の扉を付けました。

 

 

中庭デッキ

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Before

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After 02

 

 

 

 

 

 

 

 

中庭をフェンスで囲み、デッキを作りました。ちょっとした箱庭のような雰囲気に仕上がっています。オリジナルの台の上に水栓を設置し、洗面台のように使えるようにしています。中央の植栽の下にはスポットライトも設置されています。

 

 

デッキ上水栓

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Before

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After

 

 

 

 

 

 

 

 

 

既設の立水栓があるので、デッキのためのスペースが大きく確保できない状態でした。そこで、デッキを作ったうえで水栓は新たにデッキ上に設置しました。奥の手すりは転落防止効果と同時に、ちょっとした物干しにも利用できます。手前側全面にはステップが付いていますので、お庭への動線もバッチリです。

 

 

和風坪庭付きデッキ

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Before

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リビング前のスペースにデッキを設置し、周囲を目隠し兼、お布団などを干せるようにフェンスで囲っています。和風テイストが施主様からのご要望でしたので、フェンスの隙間に樹脂製の竹材を入れています。

そして一番のポイントは出入り口部に造られた坪庭です。植栽もカエデ・桔梗などが、和の雰囲気を造り出しています。